男性ホルモンの分泌を正常なものにするためには、食生活の見直しを行うことをオススメします。実は、無意識に続けていた「悪い食生活」が男性ホルモンの分泌量を乱してしまっている可能性があるのです。
では、男性ホルモンを正常に分泌させるためには、どのようなことに気をつけて食事を取ったら良いのでしょうか。
男性ホルモンは、体内に良質なタンパク質が取り入れられることによって活性化します。そのため、「最近何だか活力がない」という人は、良質なタンパク質を摂取すると良いですね。
男性ホルモンの原料となっているのは、脂質の一種であるコレステロールです。コレステロールに良質なタンパク質が組み合わせることによって、男性ホルモンが出来上がるのです。
なので、タンパク質が不足すると、体内では「脂質過多」の状態になり、肥満の原因にもなります。
男性ホルモンを活性化するためにオススメの食材は、肉類や魚・卵などです。
これらは動物性タンパク質を多く含んだ食材ですね。このタイプの食材は、男性ホルモンを活性化するのに大きく役立ちます。特に、髪の健康状態を支えるための男性ホルモン・テストステロンを活性化させる効果が期待できると言われています。
次にオススメしたい食材は、亜鉛が多く含まれている牡蠣と煮干しです。
「タンパク質じゃなくて、亜鉛?」と思うかもしれませんが、亜鉛は、タンパク質を作り出すためには欠かせない栄養素です。そして、この亜鉛もまた、テストステロンを活性化するために大きく役立つ栄養素です。
しかし、亜鉛を意識し過ぎるあまり、偏った食生活をしていると、かえって逆効果になってしまいます。亜鉛は、単体では効果を発揮しづらい栄養素だと言われています。そのため、「他の栄養素をバランス良く取り入れる」ということが、亜鉛の効果を発揮させるための必須条件になります。
男性ホルモンを減らす食材とはどんなものなのでしょうか?男性ホルモンが過剰分泌すると、薄毛などの悩みが増えてしまいます。そのため、男性ホルモンを減らさなくてはならない人もいます。
最もオススメしたい食品は、大豆や大豆加工食品です。
これらに含まれている大豆イソフラボンという成分は、増え過ぎてしまった男性ホルモンを抑制する働きがあると言われています。
又、大豆や大豆加工品は、紅茶を飲みながら食べると、更に高い効果が期待できます。紅茶には、薄毛の原因となる男性ホルモン・ジヒドロテストステロンを減らす効果があります。そのため、これらの食材の相乗効果があると言われています。
男性ホルモンの分泌量は、食生活を変えることで正常に戻ります。
しかし、あくまでも大切なことは、「バランスの良い食生活を続ける」ということです。偏った食生活はせず、「バランスの良い食事を取った上で、自分が必要としている栄養素を含んだ食材を加える」というやり方をオススメします。